ブログのネタ切れを防ぐには?
ブログを初めてみたものの思うようにネタが浮かばないという経験はありませんか?私も以前思いつきでブログに記事を投稿していたことがあるのですが、1ヶ月経たずに挫折しました。理由はネタが尽きたからです。何をネタにすればいいのか?こんな内容で果たして読まれるのか?と散々悩んだ挙句にブログ継続を断念しました。そう、初心者の方がブログで失敗する理由の一つはネタ切れなんです。今回はなぜネタ切れが起こるのか?とネタ切れを防ぐ方法を解説していきます。
ネタ切れが起こる理由
まずはネタ切れが起きる理由を解説していきます。理由は主に以下2点です。
- 思いつきで始める
- 実はあまり詳しく無い
それぞれ順を追って説明してきます。
思いつきではじめる
大抵の方はここに当てはまるでしょう。そう、思いつきではじめる行為です。やってみようという意気込みはいいですし、挑戦を否定しているわけではありません。ただなんとなくはじめてしまうと、必ずネタ切れにぶつかります。なぜなら計画性が無いからです。企業のメディアを運営していて最初に気づいたのが、記事は計画性を持って作られています。特にSEOを意識している会社だったので、「今月はこのキーワードを取りにいこう」という確固たる意思で記事作成をしていました。こうやって計画的に記事制作を行うことで、ネタ切れどころか書いても書いても追いつかない状態になります。なので、思いつきではじめるところまではいいのですが、そこからしっかりと計画的に行うことをおすすめします。
実はあまり詳しく無い
次に、実際にブログをやってみると分かることなのですが、続けているうちに自分があまり詳しくなかったことを実感させられます。私もSEOを生業としていますが、問題に直面したときに、わからないことだらけということがあります。ここに関しては続けるうちに勉強していくことでカバーできます。むしろそのジャンルを極めるのであれば、日々アウトプットしつつインプットする習慣を身に付けてください。
ネタ切れを防ぐには
ここからはネタ切れを防ぐ方法を解説していきます。
興味があって初心者よりは詳しいと思える内容をテーマにする
思いつきで全く知らないジャンルに手を出すのはやめましょう。少なくとも初心者よりは詳しくなったと思えるジャンルにすると続きやすいです。例えばアフィリエイト単価の高い株式投資をジャンルに選ぶのであれば、実際に自分で株をやってみてください。その上で「株についてもっと詳しくなりたい」「もっと続けたい」と思えてから着手することで続けるモチベーションに繋がります。
定期的にネタ出しをしよう
ネタ出しは必須です。そのテーマについて気になったことを日々メモしておくといいでしょう。また、過去を振り返って、昔の自分はどういうことを知りたかったかを思い出してみてください。些細なことでも興味があればそれがブログのネタになります。実際に私も1週間に一度ネタ出しをしています。そうすることで、今週はこのテーマについて書いていこうというモチベーションにもつながるからです。
自分に合ったサイクルを確率する
今回はブログのネタ切れについて理由と対処法を解説してきました。長く続けたいのであれば、自分が興味を持っていて初心者を脱したなと思えたジャンルを選定し、定期的にネタ出しをする習慣を持つことが大事です。そうして自分だけのサイクルを確率することで少しでも長く続けられますよ。
ブログ初心者は戦略がないから失敗する
ブログを初めてみたものの、3日坊主で終わった。そんな経験はありませんか?私も数年前にブログを立ち上げたことがあるのですが、その時は2週間ほどで挫折しました。それから数年経ち、企業でみっちりとSEOやWebマーケティングを勉強して個人で失敗するのは戦略がないからだと気付きました。今回はブログを続ける上で重要な戦略を紹介します。
マーケティングで鉄板の3C分析を使ってみよう
戦略を立てる上でマーケティングのフレームワークという便利なものがあります。フレームワークというのはマーケティング界隈で経験の長い方が編み出した公式のようなもので、基本的にはこのフレームワークに当てはめるだけで自分がどう戦えばいいかという戦略が見えてきます。今回は比較的容易に使える3C分析を紹介まします。
まず、3C分析の3Cというのは
- 自社(Company)
- 競合(Competitor)
- 市場・顧客(Customer)
この3つの頭文字のことです。
孫子の有名な言葉に「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」という言葉があります。これは簡単に言うと「相手を知り、自分を知れば勝てますよ」ということです。孫子というのは今から2500年以上前に書かれた兵法書で、ここの考え方自体は今でも変わっていません。よって、自分の強みや提供できることを知り、競合が何をしているのか調べ、市場ではどんなニーズがあるのかを研究すれば自ずと自分がどういうブログを運営すればいいかが見えてきます。
【Company】自分が何について情報を発信できるかを考えよう
ここからは3Cを一つずつ解説していきます。まず、Companyですが、自分がどういう情報を発信できるかよく考えましょう。ここはあまり難しく考えず、自分の趣味や好きなことをテーマにするといいです。その方が長続きしますので。よく、「自分程度の知識なら他の人の方が詳しいのでは?」と考えて情報発信をしない人がいますが、これは勿体ないです。是非情報発信しましょう!逆にそう考える人が多いので、ブログで情報発信している人は意外と少ないものです。自分が実際に触れたことがあり、他人よりも知識があればそのテーマで情報を発信することをおすすめします。
【Competitor】競合をよく知ろう
次に競合を調べましょう。自分のテーマでどんな記事が検索上位に入っているのかを調べ、競合ができていないことを見つけて下さい。競合は最低でも2、3社調べてみてどういう記事を書いているのか?記載している記事に何か特徴がないのか?という点に着目してみて下さい。企業運営のメディアであれば、大抵はクラウドワークスなどで無難な内容の記事を書かせていることが多いので、自分の実体験を混ぜた内容を記事にすると検索上位に上がりやすいです。
厄介なのは自分と同じ個人で情報を発信している場合です。これは必ず実体験が絡んできます。なので競合とは違う切り口で調べてみる、実験してみるなどは有効な手です。なお、競合が多いテーマはお金になりやすいテーマです。具体的にはFX、株式投資、ダイエットなどのコンプレックス商材です。これらのテーマはアフィリエイトの単価が他と比べて段違いに高いので、競合が多いです。こう言ったテーマにする場合は競合調査を徹底的に行い、本当にそのテーマで勝てるのかを検討してから挑戦してみて下さい。
【Customer】市場のニーズを把握しよう
最後に市場のニーズを把握しましょう。選んだテーマでどういう需要があるのか?記事はそもそもニーズがなければ読まれません。仮に私のような無名の人間が「今日は朝パンを食べて昼は読書をし、夕食はカレーライスを食べた」という内容の記事を書いてもまず読まれないです。芸能人などであれば、そもそもその人のファンがいて、ファンはその人の日常に興味があるため需要を満たせるのですが、普通の人の日常に興味を持つ人はいません。理由は「参考にならない」からです。
逆に言えば「参考になる」内容であれば一定のニーズは満たせるので、日々自分で気になっていたことを調べて記事にするといったやり方もありです。また、検索キーワードのサジェストを参考にするのもおすすめです。そこからそのキーワードに対してどういうニーズがあるのか?ということを自分の頭で考えて、実際にそのキーワードで検索する、ということを繰り返すうちにユーザーのニーズが見えてきます。
3C分析でブログを戦略的に
ブログの運営は長距離走です。長く続ける上でもノープランで続けるよりは戦略的に続けていくことで、楽しく続けられますし、成功する確率はグッと高くなります。ブログを始めたけど、上手くいかない場合というのはこの戦略の部分が大きく関わっています。なので、少しでも成功したい方は戦略的にブログを運営することをおすすめします。
一つのコンテンツにKWを入れすぎると逆に効率が悪い
企業運営のWebメディアでかなり長文の大作記事を見かけたことはありませんか?あれって一昔前に流行った長文SEOの産物なのです。昔はとにかく記事の文字数を稼いでなんとか検索順位の上位を維持するのが流行していましたが、最近では傾向が変わってきています。今回はコンテンツの最近の傾向をお伝えしていきます。
長文SEOとは?
その名の通り文字数をかなり多くしたコンテンツで検索上位を狙おうというものです。文字数にすると大体数万文字クラスのものが多いです。この文字数は、大学の卒業論文並の文字数です。つまり一つの研究内容をまとめた内容に匹敵します。そのため、記事には一つのテーマではなく、サジェストや共起語をふんだんに用いた複数のテーマが混在していることが多いです。
なぜ長文SEOが流行ったのかというと、検索ボリュームの多いキーワードで検索上位を狙おうとすると大体1語のキーワードを対策することになります。例えば「パソコン」というキーワードを対策しようとした場合、記事を作る側はパソコンの何についての記事を書けばいいのかが決めづらいです。「パソコンとは?」という基本的なことから、どういう種類があって...とあれもこれもと内容を入れているうちに長文になってしまうというケースが多いです。特に「サジェスト≒潜在ニーズ」という認識も広まり、ある種コンテンツを作る際はサジェストを盛り込むことで、記事の網羅性が上がり、検索結果の上位に入りやすいと考えられていたからです。
文字数で稼ぐ長文SEOは古い
しかし現在では、そういった長文SEOの記事の順位は下がりつつあります。もちろん、SEOは総合力の戦いなので、一概にコンテンツ内容だけで判断はできませんが、事実として私がコンサルティングしている企業の長文記事で、徐々に順位を落としているものも増えてきています。
一記事に対して一つのテーマが理想
最近の傾向としては一つのテーマに絞り込んだ記事が上位に上がりやすい傾向にあります。
こちらの画像はGoogleで「スノーボード」と検索した時の検索結果1ページ目のキャプチャです。画像を見ると、スノーボードの基本姿勢について書いた記事と道具の選び方を書いた記事の2種類がランクインしています。このように記事を読むターゲットを絞り込んで、明確な悩みを解決する内容のコンテンツを作ることで、検索結果の上位に入ることができます。
ちなみにこの記事より上の順位はWikipediaと通販サイトでした。このことからGoogleとしても「スノーボード」と検索した人はスノーボードの板が欲しい人が多いと判断しており、その次に需要があるのが基本姿勢や道具の選び方という判断をしています。ブログやWebメディアで勝負できる場所というのは、今回の例でいう基本姿勢や道具の選び方になってきます。(スノーボードの板を販売している会社は別ですが)そのため、コンテンツ作りの際は、一つのテーマに絞り込んだクオリティの高いコンテンツを心がけて下さい。
企業運営メディアの場合皆が同じクオリティでリライトするのが難しい
企業や複数人数で運営するWebメディアで切っても切れない作業があります。それがリライトという作業です。この作業はSEO施策で記事の順位を維持または順位上昇するために行うのですが、複数の人数が絡んでくると、クオリティを同じにするというのがとても難しいです。今回はどうすれば同じクオリティを保てるのか?というテーマについてお伝えしていきます。
人それぞれ受け取り方が違う
まず、この話はリライト作業に限ったものではありません。企業で皆が同じ作業する場合も、人それぞれクオリティに差が出てきます。その理由としては、
- 当たり前の基準
- 国語力
- 専門知識
この3つが人によって異なることで発生します。それぞれ解説していきます。
当たり前の基準
マニュアルを用意して、人に作業をお願いしても、その人にとっての当たり前の基準というものが異なります。よく作業してもらった記事をチェックしていても、「自分だったらもっとこういうところまで書くのにな」と感じることが多いです。そういう部分は大抵マニュアルに落とし込みづらい感覚的な部分だったりします。とはいえ、作業している人からしたら「そんなことマニュアルに書いてない」と言ってきても仕方のないことです。なので、できる限り細かい部分までマニュアルに落とし込むようにしましょう。
国語力
これはアウトプットする文章の表現もそうですが、聞き取る側の受け取り方の部分も指しています。人は何かを説明するときに、自分の主観で話を進めてしまいがちです。私も日頃から気をつけているのですが、ついつい主観で話すこともあります。ただ、気づいたタイミングで、すぐに訂正するように心がています。ここの部分は究極、中学生でも理解できる内容で伝えるというのがポイントになってきます。
専門知識
最後に専門知識の問題です。Webメディアを運営している場合、取り扱っているテーマをどれだけ深く知っているかというのが重要になってきます。理想はその道のプロに執筆を依頼するのがいいのですが、現実は中々難しいです。企業運営のメディアの記事は大半がクラウドソーシングで不特定多数の方に記事を書いてもらっていることが多いです。クラウドソーシングで記事を書いている人の大半は素人で、その分野の専門知識のない方がインターネットで調べた内容を記事としてまとめているのが現状です。なので、詳しい人が記事を読むと「基本的なことが全然書いてない」ということがよくあります。企業で運営しているWebメディアの場合はその分野に詳しい方を雇って監修してもらうようにしましょう。
極力ルール化や自動化する
人が作業すると必ずケアレスミスが発生します。中には頻繁にミスをする方もいます。ここについては人間なので仕方のない部分で、確認する側でも見落としが発生します。極力ルール化や自動化をすることで、ミスを事前に防ぐこともできます。例えばCMS上でhtmlタグを触れないようにしたり、文章の校正ツールを使ってある程度の誤字は自動で判別できるようにするなどです。
最低ラインを確保する
大人数で作業する際に、「人によるクオリティの違い」というのはどうしても避けれない部分になります。ここを解消するためには、ルール化の徹底(マニュアルの整備)や自動化をすることで、最低限のクオリティを担保できるようにするということが重要になってきます。できない人にいくら注意しても同じことの繰り返しが発生するようなら、まずは今のルールや環境を見直してみましょう。
コアアルゴリズムアップデートで検索結果に大きな変化が?
先月Googleのコアアルゴリズムアップデートが行われました。そこから1ヶ月以上経ち、ある程度順位変動が落ち着いてきましたね。今回は順位変動がある程度落ち着いてきた昨今の検索結果に大きな変化を発見したので、共有していきます。
同一ドメインが検索上位にランクインしやすくなっている
どうも最近同一ドメインが検索上位にランクインしやすくなっている印象です。
▼以前の記事はこちらです。
まずはこちらの画像をご覧下さい。
こちらは「ジェントス ライト」で検索したときの検索結果なのですが、www.gentos.jpというジェントスの公式サイトのドメインが4件表示されています。
※ジェントスはLEDライトを製造しているブランドです。
今回のアップデート前までは同一ドメインが多くても2件までしか表示されない仕様でしたが、今回はそこに大きく変化があったように感じます。
因みにこの検索結果の下はこんな感じでした。
ジェントスの公式サイトの下はECサイトが表示されていますが、いずれも多くて2件まで表示されているという状況です。また、検索キーワードによっては検索結果の1ページ目を公式サイトが占領しているという状況も見かけました。(ごめんなさい。キャプチャを撮り忘れました...)
Googleはブランド(公式)が大好き
これは昔から言われていることですが、Googleはブランドが大好きです。これって当然のことではありますが、ブランド名で検索して公式サイトが一番上に表示されなかったらちょっと信用問題かなと感じます。なので、ここのロジックは至極真っ当なのですが、今回のアップデートでそこのブランド優先する部分が過剰に働いている印象を受けました。
周りの変化に惑わされないことが大事
色々と分析していて学んだことがあります。それは...
- ブランド名で勝負しない
- ロングテールで戦おう
の2点です。特に個人でブログを運営している方はここを意識するといいです。SEOでOrganicの検索流入を増やそうとすると、どうしても検索ボリュームの大きいキーワードに食いついてしまいます。検索ボリュームの大きいキーワードは大半がブランド名などの固有名詞一単語のみのケースが多いです。
Googleとしても、ブランド名のみで検索したユーザーに対して個人ブログを検索結果1位で返すということはまずしないでしょう。個人で戦うなら、ブランドや企業と明確に差別化のできるロングテール(できれば3語以上の組み合わせ)を狙っていくことをおすすめします。そうすることで、記事のターゲットも決めやすく、いい記事が書けて、読者も満足し、双方にとってWin-Winの関係になるからです。
企業メディアは構成がテンプレ化している
最近、検索上位の記事を分析していて思うのが、企業メディアの記事構成ってテンプレ化してね?ということです。気になったので、某Webメディアの記事をいくつか構成だけチェックしてみると見事にテンプレ化していました。これって正しいのかしら?今回はこういったテーマで語っていきます。
テンプレ構成ってどうなの?
これどうなんですかね?どんなテーマもお馴染みの構成。見る側としては大体次が予測できて安心なんですかね?ちょっと運営側の気持ちになって考察してみました。
メリット①クオリティが担保できる
まず、クオリティが担保できますね!新人が入っても「テンプレこれだからあとはヨロシク!」的な。ちなみにどういう見出し構成かというと...
- 〇〇とは?
- 〇〇の特徴or魅力
- 〇〇の種類
- 〇〇の選び方
- サブトピックス(クエリ毎に違う)
- おすすめメーカー・ブランド
- おすすめアイテム○選
- 付随するアイテムなどのトピックス
- まとめ
ざっくりこんな感じです。で、実際に検索上位にいるので企業で運営する場合はかなり効果高そうです。また、抜け漏れもなさそうな盤石な布陣といった印象ですね。
メリット②確認する側もチェックしやすい
私も企業で働いてた時は何百何千と記事をチェックしてました。その経験から言うと構成が決まってるとチェックしやすいです!どこを見ればいいか一目瞭然なので、これは非常に助かる。書いてる内容も事前に想像しやすいので、作業効率が上がります。
オリジナリティに欠如するのでは?
色々とメリットを列挙しましたが、やはりオリジナリティに欠けるのでは?と感じます。こういう施策って競合も真似するので、やがてはどのメディアも同じこと書いてるという状況になりますよね。というかもうなってますが。こうなると後発がコピーコンテンツ扱い...まで行かなくても順位下げられる可能性もありますね。同一コンテンツは検索結果に不要です!って感じで。
あとは被リンクやドメインパワーの勝負になってくるので、消耗線というか、弱者は白旗上げることになります。なので、長期的にみると、やはりオリジナリティを追求したコンテンツ作りが大切ですね!今回はそのことを改めて認識しました!
コンテンツ作成時にサジェストや共起語を入れすぎるとコンテンツがぶれる
SEO業務を行っている方であれば必ず行うのが記事コンテンツの作成とリライトです。この作業は誰にでもできる作業と認識されがちですが、本当にそうでしょうか?今回は記事コンテンツ作成時やリライト時に、当たり前のように行われているサジェストと共起語を入れすぎたコンテンツについて語っていきます。
他人から見てもGoogleから見ても何を言いたいのかが分からなくなる
まずお伝えしたいのが、サジェストや共起語を入れすぎることがどういうことなのか?という話です。結論としては何を言いたいコンテンツか分からなくなります。SEO業界ではこのサジェストや共起語を入れて検索上位を目指そうぜ的な風習が今でも行われています。ではこういった手法について掘り下げていきますね。
サジェストはあくまでも検索ニーズが見れるだけ
まず、サジェストですが、こちらはGoogleなどの検索サービスが多く検索されている検索ワードを提示してくれるものです。
画像のように、「SEO」で検索した検索結果画面で再度検索ボックスをクリックすると表示されます。画像では「SEO本」、「SEOキーワード」がそれに該当します。これはGoogleの膨大なデータベースから過去に「SEO」で検索した人が他にどんな検索ワード使用をしているかを表示したものです。この他にも検索画面の下部に表示される「関連するキーワード」もあります。
サジェストはあくまでも「こういう検索キーワードで調べてる人いますよ」という提案レベルのもので、このキーワードを記事に盛り込むことが果たして正しいと言えるのでしょうか?私の経験上、正しいとは言えません。
なぜなら扱うキーワード数が多く、記事として何を言いたいかが分からなくなるからです。新しく記事を作成するときに、参考レベル留めるのならいいのですが、無理やり全てを見出しに突っ込んでしまうと内容がブレブレです。
試しに上記画像を例に解説すると、キーワードとして「SEO会社」、「SEO本」、「seoツール」とあります。これらを一つの記事に盛り込み、2万文字くらいの卒業論文並の超大作を作ったとして最後まで読まれるのでしょうか?私ならそれぞれ別の記事を作成します。
そもそも「SEO会社」はコンサル会社を探している人。「SEO本」は独学でSEOを学びたい人。「seoツール」は便利なツールを探している人(そんなものは存在しないというのはここだけの話)。と、それぞれターゲットが異なります。なのであくまでこういうニーズがあるということを把握する程度におさえて、記事ネタとしてストックしておくぐらいがちょうど良いですよ。
共起語は検索上位のサイトに頻繁に出現する語句
共起語はこれこそ意味がない、愚の骨頂だと思います。某SEOの著名な方が勤める会社で販売されている某SEOツールではこの共起語のゴリ押しが半端なかったのを記憶しております。以前その会社の営業の方と会話した時も「共起語でリライトしましょう」という話が大半でした。
共起語は検索上位のWebサイトに頻繁に出現する語句のことです。これを記事に盛り込んだら検索上位が狙えるほど甘い世界ではありません。頻繁に使われているというのはあくまで結果論です。Googleが検索順位を決めた後の産物を参考にしても、その後また検索順位の算出方法が変わるというのはよくある話です。
頻繁に使われているからと言って無理にキーワードを入れてしまうとサジェスト同様、コンテンツの内容がブレる可能性があるため、使用する場合は記事の方向性を見失わない程度に抑えましょう!
信念を持ってコンテンツを作ろう!
記事コンテンツを作成するときは信念を持ってターゲット、伝えたいメッセージがブレないようにしましょう。色々詰め込んだ結果、作った人でさえ「この記事何のキーワードを狙ってたんだっけ?」となることもあります。フランケンシュタインのように、つぎはぎだらけのコンテンツではなく、魂のこもったコンテンツ作りをおすすめします!