雲にとらわれた凡人のストラテジー

インハウスでのSEO、Webマーケティング業務の責任者だった男が現状のSEOや、これから一人で戦う上での戦略を書き連ねます。

ブログやWebメディアのコンテンツ設計方法について

アフィリエイト目的の個人ブログや、Webメディアを立ち上げる際に必ず直面するのがコンテンツ設計です。コンテンツ設計はどういったコンテンツを読者に読んでいただくかという非常に重要な部分です。今回は私がこれまで何度もコンテンツ設計を行ってきて感じた部分をお伝えしていきます。

キーワードボリュームばかりを意識しない方がいい

まず、結論としてはキーワードボリューム(月間検索数)ばかりを意識しない方がいいです。とはいえ、SEOで戦略的に行こうと思うと、キーワードボリュームは必ず意識すべきものになってきます。コンサルをやってると月の想定流入数などを算出することになるのですが、ここでも重要になってきます。ただ、これまでいくつかのWebサイトのコンテンツ設計をしてきて、キーワードボリュームだけを追いかけた時に起こる弊害があります。ここからその弊害について詳しく解説していきます。

キーワードの調査方法

大抵の場合、キーワードを調査するとなるとGoogleのキーワードプランナーを使用する方が多いかと思います。キーワードプランナーはGoogle広告を利用している方であれば無料で使用できるキーワード調査ツールです。ただ、こちらのキーワードプランナー自体はあくまでもGoogle広告を利用するユーザーのためのツールであって、Webサイトのコンテンツ設計用に作られたものではありません。ただ、この業界だとキーワードプランナーやそれに準ずるツール(keywordtool.ioなど)を使うのが定石になっています。

キーワードツールを使用することの弊害

ここからはキーワードツールを使用することの何がいけないのかを解説していきます。

大前提として、ツールは過去の情報しか持っていない

まず、キーワードツールは過去の情報しか持っていません。キーワードというのは日々作られるもので、ある種生モノです。また、キーワード自体が変化することもあります。例えば「雪印乳業」は「雪印メグミルク」に変わりましたし、アウトドアブランドの「ドッペルギャンガー」は「DOD」に社名が変更になりました。あと、「陰キャ」も最近では「チー牛」と呼ばれたりしています。仮に、乳製品をテーマにしたWebサイトを作る時がたまたま雪印乳業が社名を変更した直後だったらキーワードツールを使用しても、ツール上にデータが存在しないので、「雪印メグミルク」が漏れてしまいます。

ツールに頼るとあって当たり前のキーワードを見落とす

前述の通り、キーワードツールに頼りすぎると、あって当たり前のキーワードを見落としてしまいます。特に担当者がその業界に詳しくなかったりすると致命的なミスに繋がる可能性も。

キーワードツールのご利用は計画的に

キーワードツールは便利な反面、見落としにつながります。私も過去に散々経験してきました。特にそのジャンルに詳しくないと、クライアントから「なんでこのキーワード入ってないの?」とご指摘いただくこともありました。ツールを使ってキーワードボリュームだけを意識するのではなく、そのジャンルについてあって当然のキーワードを意識したコンテンツ設計を心がけると、より良いユーザー体験につながります。その辺りを是非意識してみてください。