雲にとらわれた凡人のストラテジー

インハウスでのSEO、Webマーケティング業務の責任者だった男が現状のSEOや、これから一人で戦う上での戦略を書き連ねます。

SEOで検索上位の記事を分析していて気づいたこと

先月(2020年5月)Googleの検索アルゴリズムのコアアップデートが入りましたね。私はとある企業でWebメディアの、SEOコンサルティングを行っているのですがとにかく分析漬けの毎日でした。今回はそんな私が検索上位の記事を分析していて上位になれる記事の共通点と検索上位になれない記事の共通点をお伝えしていきます。

検索上位になるためには

まず、今回の分析を経てたどり着いた結論は「欲張らずに一貫性を持った中身のあるコンテンツを作ろう!」ということです。ここからはなぜそういう結論に至ったかを解説していきます。

検索上位の記事の共通点

検索上位の記事には大きく2つの特徴がありました。それは...

  • 読んでいて無駄な部分を感じさせない
  • 悩みに対して明確な回答がある

ということです。ここから一つずつ説明しますね!

読んでいて無駄な部分を感じさせない

検索上位の記事には読んでてストレスになるような部分が少なく感じました。簡単に言うと最後までスラスラ読める記事が多かったです。説明するのに必要なことを適切な分量で記載しています。ただ注意していただきたいのは、文章を省略しまくっているわけではありません。あくまでも読んでる人に、納得してもらうために必要なことは十分に調べて記載しています。

悩みに対して明確な回答がある

「それが知りたかった!」と言う内容がきっちりと記載されています。読んでいて伝えたいメッセージが明確でした。どういうことかと言うと、Webメディアで記事を書いたことのある人は分かると思いますが、記事をつくる際にまずターゲット(ペルソナ)を選定します。そして、そのペルソナが抱えている悩みに対しての答えを決めてから記事作りを行います。検索上位の記事はここの「悩みに対する答え」が明確でぶれていない記事がとても多かったです。ぶっちゃけ初歩的なことなので、基礎がしっかりしているというイメージです。

検索上位になれていない記事の共通点

さて、次は検索上位になれていない記事の共通点を説明していきます。

何を言いたいのか分からない

これ結構多かったです。だから何?という内容が多いですね。もっと言うと商品紹介系の記事で、よく「おすすめ○選」というタイトルの記事を見かけますが、検索上位になれていない記事に記載されているものは、え?何でこの商品がおすすめなの?という疑問が生まれやすかったです。多分記事を書いた人もおすすめが何なのか分かってないような印象を持ちました。

不純物が多い

おそらくサジェストや共起語を意識してるからなのか、話が横にそれがちですね。例えば前半の内容はタイトル通りに料理を紹介している記事なのに、途中からやたらYoutubeの話題が記載されていたりとか。これでは読者が混乱するのでは?と感じましたし、 Google的にも何のコンテンツか理解できないのでは?と感じました。

伝えたいメッセージを明確にして中身のあるコンテンツを作ろう!

検索上位のコンテンツに共通することと、検索上位になれていないコンテンツを分析してみて改めて、基礎って大事だなと思いました。私もSEOを生業として3年以上経ちますが、業務で思うような成果が出ない時って迷走してしまいますよね。文字数は5000文字以上にしよう!とか競合よりも紹介する商品数を多くしよう!とかサジェストはマストで見出しに入れよう!とか。でもこれって本質的ではないんですよね。本来はユーザーの悩みを解決するコンテンツを作っていたはずなのに、いつの間にかGoogle先生のために記事を書いてる状況におちいってしまっています。そうしたコンテンツがコアアルゴリズムアップデートで順当に順位を下げていっているんだなぁと感じました。なので、これからコンテンツを作ろうという方は、ユーザー目線に立って中身のあるコンテンツを作ってあげて下さい。はじめは成果が見えないかも知れませんが、いずれは目に見える形で成果となりますので。