雲にとらわれた凡人のストラテジー

インハウスでのSEO、Webマーケティング業務の責任者だった男が現状のSEOや、これから一人で戦う上での戦略を書き連ねます。

ユーザービリティを意識した理想のコンテンツ設計

皆さんはユーザービリティを意識したコンテンツ設計をされているでしょうか?私は某Webメディアのコンサルをしていて常日頃思うことがあります。それは「Webメディアって使いづらい」と。良く見かけるのが、カテゴリ分けやタグ付けだけしてあとはひたすら記事を量産するスタイル。これって本質的にはユーザーのことを配慮してないんですよね。運営側からすると意識する必要がないとも取れますが。ということで今回は私が思う理想のコンテンツ設計についてお伝えしていきます。

当たり前のトピックスを当たり前に扱おう

結論から申し上げると「当たり前のトピックスを当たり前に扱おう」ということです。昨今のWebメディアはSEOや最新の話題を意識して「多分ユーザーはこんなこと知りたいでしょ」というレベルの記事を量産しています。こうすることで量産された記事は大量に生成されるため、整理されていない状況になります。こうなると運営側でもどこに何のコンテンツがあるかを把握するのは困難です。せいぜいカテゴリ分けやタグ付けして「あとは勝手に調べてね」というスタンスになってしまいます。それ故に「使いづらい」と感じやすいのです。

SEOを意識したWebメディアは使いづらい

上記の通り、使いづらいメディアになるとどうなるのかということを解説していきます。

離脱率が高くなる

まず、離脱率が高くなります。簡単な理屈で、流れとしてはまず、ランディングページにユーザーが来ます。ユーザーは自分の知りたいことを知れて満足したらブラウザを閉じるなどの行動にでます。これは運営側も意図した流れなのでいい動きです。ただ、そこから更に詳しく知りたいと感じたユーザーはどうでしょうか?記事を読んであ、そういえばこっちの話題も気になるなと感じたユーザーがいた場合、使いづらい構造になっていると、ブラウザバックされてしまい、再度気になる検索ワードで検索するといった行動に出る確率が高くなります。使いやすさを考慮していれば、サイト内を巡回してくれてむしろ回遊率が高くなってサイトのパフォーマンスが最適になりますが、使いづらいメディアになるとこうした機会を失うことになります。

サイト内検索はあまり使われない

最近のWebメディアでは当たり前のように設置されている検索窓。これはサイト内検索するために設置しているものなのですが、あまり使われてないんですよね。(少なくとも私が知る限りは)運営側は「サイト内検索設置しとけば勝手に調べるでしょ」くらいの認識でしょうが、あまり役目を果たしているとは思えません。こうした機会損失はかなり多いのでは?というのが最近私の感じるところです。

ゲームの攻略サイトはよくできている

これは最近たまたま私が経験したことなのですが、ゲームの攻略サイトはめちゃくちゃ回遊率が高いと感じています。というのも、先日暇だったので「ファイナルファンタジー7リメイク」というゲームを遊んでいました。中盤くらいまで進めた辺りで、「アイテムの取りこぼしないかな」というのが気になりゲームの攻略サイトを訪れました。その時はあまり気にしていなかったのですが、結論として2週間程そのサイトに通っていました。これってめちゃくちゃ回遊率いいなと感じた分けです。ではなぜそんなに通っていたのか。これはサイト作りに応用できるなと感じましたね!

知りたい情報が揃っている

まず、知りたい情報が揃ってます。数あるゲームの中の1コンテンツの情報なので必要な情報と言っても数が知れています。だから情報を網羅するのも容易で、コンテンツの導線含めた設計がしやすいです。これによりとても使いやすいと感じて何度もリピートしちゃいましたね。また、これってキーワードを意識したコンテンツ設計じゃないんですよね。本当に必要な情報を必要なだけ容易してくれていました。

キーワードを意識してコンテンツ設計すると、どうなるかについて知りたい方は下記の記事を参照

shijuukara.hatenablog.com

構造が分かりやすい

更に構造が分かりやすかったです。その時利用した攻略サイトこちらなのですが、迷うことなく欲しい情報にたどり着けました。こういった構造にすることで、自然と回遊が生まれるんだなと実感しました。

ユーザービリティを意識すると回遊率が良くなる

ユーザービリティを意識することで、自然と回遊率が高くなるということはそのWebサイト自体の信頼度が上がります。回遊率も向上するのでアフィリエイトなどのCVも高くなるでしょう。何よりリピーターが増えればそれだけで競合に対して大きなアドバンテージになります。皆さんも是非ユーザビリティを意識したコンテンツ設計をしてみてください。