雲にとらわれた凡人のストラテジー

インハウスでのSEO、Webマーケティング業務の責任者だった男が現状のSEOや、これから一人で戦う上での戦略を書き連ねます。

コンテンツ作成時にサジェストや共起語を入れすぎるとコンテンツがぶれる

SEO業務を行っている方であれば必ず行うのが記事コンテンツの作成とリライトです。この作業は誰にでもできる作業と認識されがちですが、本当にそうでしょうか?今回は記事コンテンツ作成時やリライト時に、当たり前のように行われているサジェストと共起語を入れすぎたコンテンツについて語っていきます。

他人から見てもGoogleから見ても何を言いたいのかが分からなくなる

まずお伝えしたいのが、サジェストや共起語を入れすぎることがどういうことなのか?という話です。結論としては何を言いたいコンテンツか分からなくなります。SEO業界ではこのサジェストや共起語を入れて検索上位を目指そうぜ的な風習が今でも行われています。ではこういった手法について掘り下げていきますね。

サジェストはあくまでも検索ニーズが見れるだけ

まず、サジェストですが、こちらはGoogleなどの検索サービスが多く検索されている検索ワードを提示してくれるものです。

Googleのサジェスト

サジェストの一例

画像のように、「SEO」で検索した検索結果画面で再度検索ボックスをクリックすると表示されます。画像では「SEO本」、「SEOキーワード」がそれに該当します。これはGoogleの膨大なデータベースから過去に「SEO」で検索した人が他にどんな検索ワード使用をしているかを表示したものです。この他にも検索画面の下部に表示される「関連するキーワード」もあります。

Googleno関連するキーワード

関連するキーワード

サジェストはあくまでも「こういう検索キーワードで調べてる人いますよ」という提案レベルのもので、このキーワードを記事に盛り込むことが果たして正しいと言えるのでしょうか?私の経験上、正しいとは言えません。

 

なぜなら扱うキーワード数が多く、記事として何を言いたいかが分からなくなるからです。新しく記事を作成するときに、参考レベル留めるのならいいのですが、無理やり全てを見出しに突っ込んでしまうと内容がブレブレです。

 

試しに上記画像を例に解説すると、キーワードとして「SEO会社」、「SEO本」、「seoツール」とあります。これらを一つの記事に盛り込み、2万文字くらいの卒業論文並の超大作を作ったとして最後まで読まれるのでしょうか?私ならそれぞれ別の記事を作成します。

 

そもそも「SEO会社」はコンサル会社を探している人。「SEO本」は独学でSEOを学びたい人。「seoツール」は便利なツールを探している人(そんなものは存在しないというのはここだけの話)。と、それぞれターゲットが異なります。なのであくまでこういうニーズがあるということを把握する程度におさえて、記事ネタとしてストックしておくぐらいがちょうど良いですよ。

共起語は検索上位のサイトに頻繁に出現する語句

共起語はこれこそ意味がない、愚の骨頂だと思います。某SEOの著名な方が勤める会社で販売されている某SEOツールではこの共起語のゴリ押しが半端なかったのを記憶しております。以前その会社の営業の方と会話した時も「共起語でリライトしましょう」という話が大半でした。

 

共起語は検索上位のWebサイトに頻繁に出現する語句のことです。これを記事に盛り込んだら検索上位が狙えるほど甘い世界ではありません。頻繁に使われているというのはあくまで結果論です。Googleが検索順位を決めた後の産物を参考にしても、その後また検索順位の算出方法が変わるというのはよくある話です。

 

頻繁に使われているからと言って無理にキーワードを入れてしまうとサジェスト同様、コンテンツの内容がブレる可能性があるため、使用する場合は記事の方向性を見失わない程度に抑えましょう!

信念を持ってコンテンツを作ろう!

記事コンテンツを作成するときは信念を持ってターゲット、伝えたいメッセージがブレないようにしましょう。色々詰め込んだ結果、作った人でさえ「この記事何のキーワードを狙ってたんだっけ?」となることもあります。フランケンシュタインのように、つぎはぎだらけのコンテンツではなく、魂のこもったコンテンツ作りをおすすめします!

shijuukara.hatenablog.com

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