SEOの内部施策を実施する上で大事なこと
SEOの内部施策を実施する際に、あれこれと施策は思い浮かぶけど中々実施できなかったり、何から手をつければいいか分からないといった経験はないでしょうか?また、実際に施策をやっているけど成果が上がらないということもあります。今回はそんな方のために、SEOの内部施策を実施する際に意識すべきことをお伝えしていきます。
内部施策を実施する際に意識すべきこと
まず簡潔に結論としては「本来の目的から逸れていないか?」ということ意識してください。SEOというのは様々な要素が絡み合っています。それは被リンクだったり、コンテンツの中身だったり、htmlのタグだったりと考慮すべき点が膨大です。
特にこの施策だけやれば成果が上がるというものでもありません。SEOは複数の要素から成り立つ総合格闘技のようなものです。なのでとある施策を打ったとしても結果につながらず、この施策はやっても意味ないと感じてしまったり、と負のスパイラルに落ちやすいです。重要なのはそのWebサイトで何を実現したいのか?という原点に立ち戻って施策を打つことです。
ということでここからは原点に立ち戻るために有効な方法を説明していきます。
当たり前を疑う
まずは当たり前を疑うということです。会社規模で運営しているWebサイトの場合、担当する方が代替わりすることがあります。前任者が退職したり、部署を移動したりします。そうなってくると起こりうるのが「昔から決まっていることだから」とか、「こういうルールなんだな」と思考停止してしまいがちです。
例えば以下のような部分です。
- そもそもコンテンツがnoindexになっていないか?
- サーチコンソールでしっかりとindexされているか?
- 見出しは最適か?
- KWに対して適切なコンテンツになっているか?
- サジェストや共起語を意識し過ぎておかしな内容になっていないか?
- 自動処理になっている仕組みは本当にそれでいいのか?(バックエンドまわり)
- 過剰なSEOになっていないか?
- ターゲットすべきユーザーを意識しているか?
- UX(ユーザー体験)は考慮したのか?
また、個人で運営しているWebサイトの場合は本に書いてあることだったり、有名な方の発言を鵜呑みにしてしまうこともあります。重要なのは実施しようとしている施策に疑問をもち、「なぜそうしなければいけないのか」ということを意識して運営しているWebサイトに適切な施策を実施するということです。
あるべき姿を想像する
次に大事なのことは「あるべき姿」を想像するということです。そのWebサイトの目的はなんなのか?ということを意識すると自ずとやるべきことが見えてきます。例えば旅行サイトでも、旅行の体験記を伝えたいのか、観光スポットを紹介したいのかで打ち手が変わってきます。
旅行の体験記でも個人運営のブログなのか、それとも企業が運営するWebメディアなのかで掲載する記事の内容が変わってきます。また、読者が求めるコンテンツの内容も変わってきます。仮に読者が「個人の生の意見を見たい」と思って個人ブログを覗いたらアフィリエイト満載の旅行プランを褒めちぎるだけのコンテンツで個人の意見など皆無だったらガッカリしませんか?
私なら即ブラウザバックします。こういうコンテンツを作ってしまうと読んでて「面白い」と思われないため、「SNSで拡散される」といったことや「はてなスターをもらう」といったことは起こりません。なので「あるべき姿」は何なのかということを意識してください。
やることが決まったら
まずは優先順位を付けましょう!何ごとも有限です。特に時間は一日24時間しかありません。やれることは限られているため優先度の高い順に実施してください。その際、コストパフォーマンスを意識するといいです。限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいのか?ということを念頭に置くと、優先すべきことが見えてきます。そうやって日々の内部施策に取り組むことで最大限の成果につながるのです。